gold-quantum-1

Gold Quantums -mini-

04/12/2014

Mixed media
W257 x H182mm

img_gold_quantums-2
img_gold_quantums-3

量子論によると、宇宙はプランク定数という最小単位の量子によって構成されており、世界はその上で動いているらしい。

モニターや印刷物を拡大していくと、多数の点の集まりで表現されていることがわかるように、この宇宙も、立体のドットの集合体に過ぎない。

その量子の振る舞いを定義したコペンハーゲン解釈によると、量子とは、存在自体は「波」であり、意識あるものが観た時のみ、「量子」になるというマクロ世界では想像できない振る舞いをするものである。宇宙の根源でありながら、不可解な振る舞いをする量子というものを表現することにより、ミクロ世界とマクロ世界をつなぐ「意識」の存在、そして「観る」という行為、そこから抽象度を上げた「生命のある状態」というものの再解釈を則し、逆説的な観点として、この世界の存在と、そこに点として存在する自我という概念が、「空である」という仏教的見地の別解釈を含めた形で表現した。

Online Shop >>

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on TumblrShare on Google+Pin on Pinterest